江東区深川江戸資料館 新春特別展「みなもと太郎の『風雲児たち』~漫画でみる幕末~」開催記念講演会に行ってきました!

fuunji吉川史観・司馬史観に変わるあらたな歴史観といっても過言ではない、江戸~幕末期の超大河漫画『風雲児たち』の著者であるみなもと太郎先生の展覧会と講演会に行ってきました。

制作の裏話や幕末をどのように感じているのか?や制作秘話などいろいろ貴重なお話をお伺いすることができました。

残念ながら撮影禁止ということだったので、会場の様子などは画像でお送りすることができませんが、非常に有意義な時間でした。それにしてもレポート遅すぎだな。すいません。

もう自分の偉人達のイメージはこうなっちゃってます。特に松蔭。
もう自分の偉人達のイメージはこうなっちゃってます。特に松蔭。

深川江戸資料館は江戸時代の下町の生活(主に長屋)を常設展で体験することが出来る貴重な資料館で、眺めるだけでなく長屋の中に入ったり道具を触ったり出来る体験型の資料館なのでお子様と江戸の黒豹ごっこや江戸を斬るごっこをするのに便利です。

みなもと太郎の「風雲児たち」〜漫画で見る幕末〜

駒沢大学文学部教授 小泉先生の「幕末維新期とはどのような時代か?~通説を見直す~」

講演トップバッターは駒沢大学教授の小泉先生。
先生は明治維新史学会の理事も務めておられるすご腕だけあって、まとめるのが上手! ただ1時間で話をまとめるのはさすがに無理がありまして、ほぼ伏線的な話になってました。参考文献など非常に貴重な情報もありました。

資料も上手にまとめられていて、講義と相まって分かりやすかった。
資料も上手にまとめられていて、講義と相まって分かりやすかった。

最初に、幕末維新期というのはそもそもペリー来航からではなく、天保期における国内および海外の動乱からはじまっているとのこと。国内では近世国家としての体制的な矛盾、国外では近代化後の欧州勢の世界進出が幕末維新のはじまり。

たとえば、国内では大塩平八郎の乱であり、海外ではアヘン戦争など。また海外と日本の接点として日本近海への外国船の出没やモリソン号事件をあげておられました。

たしかに強面のくせに紳士気取りの産業革命後の欧州列強に対して打ち払いなどをやりまくる日本。かなりのイケイケです。

でもそんなん常識的に考えて「もう日本アカンとちゃうか?」と幕閣(がやらせてんだけど)のみならず、市井の知識人が思いはじめるのは当然のことで、そういったことが全国的に広がるのがちょうどこの頃だそうです。

そしてペリー来航からいわゆる一般的な幕末期に突入になるわけですが、分かってても忘れてしまう真実として、関が原の戦いで敗れた薩摩藩と長州藩が徳川幕府を倒す機会を伺っていたって、ま、まさか皆さん本気そう思ってます?論。

先生は大東亜戦争後70年経った現在アメリカ許せない!と皆さん考えてますか?と尋ねていました。そもそも日本人の美徳として忘れっぽいってのもありますので、確かに封建の世とは言え250年も牙を研いでいることはなかなかできないと思います。など興味深い話が続きました。

その後も興味深いお話が続きましたが、10分弱押してしまったにもかかわらず、全然足りねぇ。時間ェ… な状態でした。今度講演があったら、またぜひ聞きに行きたい(1回目)です。

興味深かった”コレ豆な的”な話

まとめますと、

  • 条約調印反対してた人は時期将軍継嗣問題とからみあって、反対の為の反対というのが実態。つまり実は攘夷関係ない
  • そもそも不平等条約だ!といわれても対等な条約は対等な国相互で結ぶもので明治維新以前はそもそも日本側(幕府・朝廷ともに)不平等という認識はない。
  • 開港・開国問題による物価の高騰からくる社会的不安、それにともなう空前の攘夷ブームに明治時代の島耕作こと渋沢栄一(YoungAge)も乗っていた
  • 島津久光の率兵上京は藩主でもない(なったこともない)人が兵を率いて上洛するという江戸時代通じてありえない大事件
  • 長州は攘夷を過激に主張するが、それは京都での人気が高かったからヤメられなかっただけ。芸者パワーすげぇ。
  • 龍馬の「今一度せんたくいたし申候」は幕府の役人をブッコロ!っていう当時の若者らしい威勢の良い手紙。
  • 八月十八日の政変はただ単に長州が京都から追い落とされた事件というわけではなく、玉を握ったほうが決定権を持つということが明確になった重大な事件。それまでは大御心は神聖で絶体不可侵と考えられていた。
  • 孝明天皇は慶喜をものすごく信頼していた。お母さんが有栖川宮出身つまり皇族の血が入ってるから。もちろんお父ちゃんが水戸斉昭ということは有名 ← 父ちゃんまったくどーでもよいそうです。

かなり端折って書いてあるので、そのまま、コレ豆な。どや!すると恥かくかも知れないので自分でもちょっと調べてその上でご利用してください。

深川江戸資料館近くの幕末維新期の偉人についての興味深いお話やもっと深掘りした説明があり、あきらかに1時間で収めるには無理な内容がよくまとめられてました。次もあったら絶対行きたい(2回目)

いよいよ、みなもと先生の講演

インタビュー形式で、聞き手は「風雲児たちガイドブック 解体新書」著者のおかべたかしさん。

元々は冗談新選組という70ページ前後にまとめた新選組の話からどうせだったらしっかりした幕末モノを作ろうと関ヶ原からスタートしてしまったのが間違いのはじまりで、結果超々大河コミックとなった経緯があったそうです。

そもそも『風雲児たち』は数ある仕事の中のひとつだったらしく、はじめた当初30代なかばはひと月100ページくらいは余裕でできていたんだけど、50歳過ぎた頃から体力的に続かないので『風雲児たち』にしぼったそうです。

連載を始めた当初は資料集めに苦労したらしく、例えば林子平の三国通覧図説を見るために国会図書館まで行き桐箱の中から取り出だされた2畳から4畳半くらいある図版(レプリカ)を、持参したノートと鉛筆で写したりしていたそうです。

今ではインターネットで一発で出てくるのが腹立たしい!とおっしゃっており、読者もどんどん知識がついてきてるので、ますますストーリーが長くなってしまうと苦笑いされていました。

新たな史料が発見され、後のストーリーにからむものなら間違いなく載せるだろうな、大変だな、とは思いつつも、むしろどのようなストーリーが展開されるのかが楽しみなので、長くなるの歓迎です!とわれわれ読者は無責任な期待をしてしまいます。
それでもお蔵入りしている話もあるらしく、そういった話をコミケ用コミックとして作っているそうです。どんだけマンガ描くの好きやねん。

しかし、その伏線を大事にする作風のおかげでフィーチャーされた偉人たちや再評価された人物なんかもかなり多く、江川太郎左衛門(主に目)は”風雲児たち”の影響で認知度が上がり、むしろ21世紀になって人気の上がった幕末期の偉人なわけで、BS時代劇でシリーズ物作れ!NHK!と願ってやまないわけです。

また、阿部正弘は水野忠邦と井伊直弼と非常に濃ゆいメンバーに挟まれて、元来歴史上の”偉人的”評価が低く、風見鶏的とか決断力がないといった印象がありましたが、実に日本的な物事の進め方というか、反対勢力に反対と言わせないで自分の政治指針を進めていく姿勢は、経営者や管理職のマネジメントに大いに役立つのではないでしょうか?といった再評価を得られているのも、“風雲児たち”の功績と言っても過言ではないわけであります。

さらに、幕末維新期の偉人達は時代が近いこともあり、子孫たちも多く現当主の方々も愛読されているそうです。風雲児たち21巻の帯を井伊家の現当主に書いてもらおうと思ったという話をされてましたが、先生それ残酷です。普通断ります。そして21巻実に劇的です。歴史好きで『風雲児たち』を読んでない方は21巻から読み進めることをおススメします。

風雲児たち〜幕末編〜が本来のメインストーリーですが、普通の”風雲児たち”の方は列伝形式というか時代や人物にフィーチャーしており、また the 江戸時代なので歴史ファンでない方も時代劇が好きな人やヒューマンドラマが好きな人、冒険譚が好きな人にも入りやすいと思います。

サイン会でのみなもと先生の嘆き

トークショー終了後にコミケで販売しているコミックスなどの販売とサイン会も行っており、もちろんサインゲットしたんですが、中が白じゃなくてサインが全然見えない悲劇となりました。

戦国モノを購入したのは良いのですが・・・・
戦国モノを購入したのは良いのですが・・・・

先生にも同情される始末。

先生も中は白じゃないとサインが目立たないんだよね。これは申し訳ないね!と書いてる最中におっしゃってました。お気遣いありがとうございます。
先生も中は白じゃないとサインが目立たないんだよね。これは申し訳ないね!と書いてる最中におっしゃってました。お気遣いありがとうございます。

なお、『風雲児たち』のラストは函館五稜郭と連載開示時から決まっており、それは揺るがないそうですが、ラストに届くまで20年もしくはそれ以上かかるかは先生自身も想像できないとのことでした。

ご健康に気をつけて、ぜひ五稜郭まで(できるだけ早くたどり着くことを)期待しております。

 

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2015年は大河ドラマ「花燃ゆ」で燃えに萌える!

大河ドラマ「花燃ゆ」
「誰やねん」。こういう声が多く聞こえてくる次回の大河ドラマ。主人公はかの吉田松陰の妹「杉文」。お、おう。
しかしながら、大河ドラマの視聴がライフワークになっている諸兄においては、文句を言いつつもやはり毎回見られることでしょう。ということで恒例の予習とまいりましょう。

大河ドラマ「花燃ゆ」

ぼじぃ市松いきなりだが、2014年の大河が大物・戦国・人気武将だったから、ちょっと心配だよな「ふみ」ちゃん。

めがね治部少輔友達みたいに言うなや。まぁでも八重よりもキツそうやな。本人のイメージが全くない。久坂玄瑞の奥さんは吉田松陰の妹。っていうトリビアレベルだろ。

ぼじぃ市松旦那は結婚後、テロのレベルがどんどん上がっていくっていうね。まさに内助の功やな。

めがね治部少輔おまえ、幕末ファンを完全に敵に回したぞ。とはいえ、存在感薄いな「ふみ」ちゃん。

ぼじぃ市松まぁ封建社会では仕方がないかもしれないが、幕末維新の時代の女傑といわれる人物には入らないよなー。

めがね治部少輔しかし、だからこそいろんな解釈ができる。物語を広げられるっていう「江」式のドラマにするんかな?ちょっと嫌だな。

ぼじぃ市松どうせならいろんな女性と会ってる設定にしてほしいよな。旦那はテロに忙しいので私は女子会やってます。な感じで。

めがね治部少輔おぉそれいいな。でも存在感薄い上にドラマも薄くなるやろ。

ぼじぃ市松というわけで、2015年版幕末萌え女子ランキングいってみよー。

めがね治部少輔ドラマキャスティングですらないのね。

主人公:杉文(井上真央)

杉文

今回の主人公にして、放置プレイの第一人者。

吉田松陰の末妹にして、久坂玄瑞の妻。というだけで、あぁこの人かわいそうだなと想像してしまう女性

前述の通り、文の旦那玄瑞は幕末きっての行動派として知られ(まぁ文のお兄さんはその上をいく行動派なんですが)、ほぼ結婚と同時に京都・江戸に遊学。安政の大獄後、尊皇攘夷の急先鋒として活動する。

対馬をロシア人が占拠した折には、対馬下級藩士をアジテーションしたり、藩内の公武合体派を攻撃しようとするも、京都て謹慎させられたり、朝廷の尊攘派と結託し幕府を攘夷へと促したり、江戸で英国公使館を焼討ちしたり、開国派の象山を長州に招聘しようとノンポリぶりを発揮したりしつつも、一旦、地元に戻り下関で外国船を砲撃し逆襲されたりと大忙しの夫。

まぁこんなことやってれば、朝廷だって長州やばすぎじゃね?ってなります。そんなこんなで、政変によって朝廷から遠ざけられた起死回生の策として、京都で大暴れを試みるも大西郷に鎮められ、関白邸で自刃。いろんな大河で結構年齢のいってる人が演じているため、結構いい年なのかと思ってたら、この時玄瑞25歳。足掛け6年の結婚生活に幕を閉じる。ちなみに玄瑞は京都の現地妻に子供産ませてます。

姉”寿”の夫が天下泰平の世だったらおそらく最も出世していたであろう人物で、名門萩明倫館卒の秀才。松蔭との親交も篤く、藩内でもハト派に位置していた。

行動派の玄瑞の思想に理解を示しつつも、義妹の境遇を案じていたらしく、寿死後文と再婚する。
その後は夫唱婦随、夫とともに明治維新を盛り上げていくのであった・・・。
ってあれ?八重の桜と同じパターンじゃね?

  • 萌え度 0
  • 薄幸度 ☆☆☆☆

でも晩年は幸せっぽいから良し。

楠本イネ

楠本イネ

元祖ハーフ有名人として幕末を席巻!

民放ではドラマ化されてる人物ではあるけど、江以来のマイナー女性を主人公にし周りの男たちを描く手法では描ききれないほど、超大河級の人物。マッサン人気に乗じて、やってみるのも良いのではないか?と思ってみたり。

シーボルト事件で有名なシーボルトを父に持つ。親父が神聖ローマ帝国出身ってのがなんとなくすごい。
当時の女性としては類まれな行動力を持ち、父の経営していた鳴滝塾門下の弟子たちから医学を学ぶ。

その後日本西洋医学の祖といわれるポンペにも師事するなど勉強熱心な上、専門の産科に関しては優れた腕を持っていたそうだ。

さらに伊達宗城、福沢諭吉など開明派と交流を持つなど、本当の意味での幕末の実践派はイネなんじゃないか?と感じてしまう。
またあのおでこの広さに惹かれ恋心を抱いたのかは全く不明だが、村田蔵六こと大村益次郎との淡い恋で知られる。
今回出るとしたら、桂←→蔵六ラインでちょっと出るか。期待薄。

  • 萌え度 ☆☆
  • ウーマンリブ度 ☆☆☆

娘の名前のつけ方が信長的。

和宮

和宮

徳川家存続の立役者
幕末の大奥関連では大抵出てくるので、知らない人はいないと思う。
大抵美人女優がやるので間違いなく美人なんだろう。うん。絶対にそうだ。

江戸大奥との軋轢からどうしても高慢な女性というか、悪役臭が漂う人物。

しかし、禁中法度で情報統制・経済統制されている朝廷に最新情報などが入るはずもなく、ミヤコがすべての朝廷で育った和宮にとって関東下向なんて、現代人が火星人と結婚しろと言われているようなもんなわけです。

しかも武士。ありえないです。そんな野蛮人。

それでもこれでも公武合体のシンボルとして大事にされると思いきや、鹿児島の芋姑にはいびられるし、御所流のしきたりを否定されるし、と散々な目にあっても、同い年の夫”家茂”とは仲が良かったらしく、家茂死後も江戸に残る。

何の因果か戊辰戦争では元婚約者を総大将とする朝廷軍に江戸を攻められるが、自らも奔走し江戸城無血開城へとつながる。
志士系幕末では登場はしないだろうなぁ。

  • 萌え度 ☆☆☆☆☆
  • 江戸の母度 ☆☆☆

当たり前なんだけど明治帝の伯母なんだよな。

高杉雅

高杉雅

こっちが主人公でも良かったんじゃないんですかーー!!

玄瑞と並ぶ尊攘派の巨頭、高杉晋作の正妻。
誰も彼も◯◯一の美女と書かれるので、どうしたもんか?なんですが、彼女は防長一の美女。

彼女の婿探しもくじ引きなので、まぁしょうがないんですが、晋作も初夜後長州藩籍の軍艦で処女航海に出る。
あ、下ネタではありません。

「本を読め」といった手紙とプレゼント(本)を送られたり、武士の妻たるもの和歌くらい詠めるように勉強しとけなどの、愛情溢れるエピソードが多々ある。
晋作本人は愛人おうのに首ったけです。

登場はするともうけど、こっちが主人公の方が絶対ドラマ的には受けると思うんだけどなぁ。正妻と愛人のバトルもあるし。

  • 萌え度 ☆
  • 昼ドラ度 ☆☆☆☆☆

晋作死後はおうのと仲が良かったそうです。

千葉さな

高杉雅

幕末萌えといったらこの人が大本命?
(なおこの画像は千葉さなではなく、千葉周作の孫の千葉貞)

千葉道場の鬼小町。坂本龍馬の許嫁。龍馬の長刀の師匠でもある。(ちなみに、龍馬が免許皆伝なのは長刀だけです)

長刀の達人で伊達宗城の息子宗徳に勝っている。

伊達宗城にも「左那ハ、容色モ、両御殿中、第一ニテ」と宇和島藩江戸屋敷に出入りする者の中でナンバーワン美人と評され、面食いで有名な坂本龍馬にも(当時の)年輩だけどいい女と評されている。
乙女への手紙に書いてるから嘘は書かないはずだ。
ちゃっかり「平井加尾よりも上」とか書いてる。なんだこいつ。

実際萌えキャラだったか?というと最強女子なので違うと思うが、夢は壊したくない。

登場するタイミングがないよなぁ。桂小五郎が主役ならまだ可能性があったんだけど、玄瑞の交友関係がちょっと極端だからなぁ。

  • 萌え度 ☆☆
  • 北辰度 ☆☆☆☆☆

思わせぶりは一人の女性を不幸にするというお話。


めがね治部少輔・・・・、え?もう終わり?
幾松とかエラカヨとかもっといるだろ?
メジャーかつ美人どころが!

ぼじぃ市松え?そこらへん登場すんじゃない?と思ってさ。
あと幾松さんで萌えないでしょ?実際。

めがね治部少輔ま、まぁな。でもだったらせめて愛加那とかさ。

ぼじぃ市松愛加那。確かに萌えだな。リゾラバだしな!
でも西郷どんの話とかであまり愛加那って登場しないよね。あれセコいよな。

めがね治部少輔大ボスすぎて、西郷どんが主人公になることが少ないからな。
あと、おいどんは不器用でごわす。な雰囲気があるのにやることやってんじゃん!と思われたくない誰かの陰謀とか。

ぼじぃ市松陰謀はないだろうけど、西郷どんの恋愛話ってのがいまいちピンとこないってのはあるし、なんか笑えちゃうからな。豚姫だしな。

めがね治部少輔それにしても江以降の本人はあまり有名ではない女性を主人公にして歴史の英雄を数々フィーチャーする方法は、最初の不安感が半端ないよな。

ぼじぃ市松不安感どころか、相対的に再来年の「真田丸」への期待値が高まりまくるよな!

めがね治部少輔それな。八重の時もその次が黒田官兵衛!っていうのがあったから、今年の大河は途中リタイアになりそうだなと思っていたんだけど、実際はゴルゴ八重だったり、前半後半でしっかり物語が分かれていて飽きのこない構成になっていたりで、面白かったけど視聴率はきつかったみたいだし。

ぼじぃ市松できれば本人のエピソードで十分期待できる人物を主人公にしてもらいたい。もしくはマイナーでもいいから違うアプローチでやってもらいたいよな。
最上徳内でインディージョーンズ風に最上徳内~最後の択捉~とか最上徳内~失われた樺太~とか。

めがね治部少輔実に政治的ナイーブなタイトルをつけるなぁ。
まぁ戦か政治が中心の大河の中、そういうのもありかもしれん。
封建社会の中でなぜか割と自由に冒険できた男の話。出世したり罪人になったり忙しい人だけど少なくとも蝦夷地開拓の先鞭をつけた人という意味ではもっとフィーチャーしたいところだ。

ぼじぃ市松とは言え、マイナー女性大河だと今まで忘れられていた場所にスポットを当てることができるので、いいかも。
群馬県令になった文の夫”楫取素彦”って言うと「ふ~ん。群馬かぁ」って感じだけど、戊辰戦争の折、小栗上野介を斬首した。ってなるとやっぱ世情不安定だったから優秀な人が県令として赴いたんかな?とか思うもんな。

めがね治部少輔そういう見方であれば楽しめるかも。
ということで、官兵衛後の反動が怖い2015年大河ドラマ「花燃ゆ」を見て幕末萌えしよう!

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僕とラーメンと水戸のご老公

水戸黄門とラーメン

どうも。株式会社まぼろしの松田です。
この記事は「ラーメン Advent Calendar 2013」19日めの記事です。

高田馬場「べんてん」

高田馬場 べんてん

高田馬場にある「べんてん」に行ってまいりました。実に2年以上ぶり。気取らないたたずまいは健在でした。

オーダーしたのはベーシックな「ラーメン(750円)」。いわゆる大勝軒系のラーメンで、本家を超えた逸品だと思います。

ラーメン 750円

大きめのチャーシューにたっぷりのメンマ。おいしかったです。トッピングで追加できる自家製メンマはすぐに品切れになるくらい美味しいのでオススメです。

日本ではじめてラーメンを食べたのが水戸黄門

いきなりですが、ラーメンネタということで。
この逸話というか記録に残っている範囲では事実なんですが、割と有名なんで皆さんご存知かと思います。

このことは、皆如院日乗上人の「日乗上人日記」に記されておりますし、横浜のラーメン博物館にはこの水戸黄門が食したであろう日本初のラーメンのレプリカが展示されていたりしますね。行ったことないけど。
なので、当記事のこの後は「ラーメンと水戸黄門」について好き勝手に書くこととします。
この後を読み続けるのは苦行になりかねませんので覚悟してください。

水戸黄門こと徳川光圀公

水戸のご老公
若い頃の辻斬りは楽しゅうてな!カッカッカッ!

かの国民的時代劇により、だれでもその名を知っている水戸黄門こと徳川光圀公ですが、どういった人物かご存知でしょうか。まずは予習しましょうか。

徳川光圀は徳川御三家のひとつ水戸藩の第2代藩主。江戸幕府の始祖・徳川家康の孫にあたります。

時代劇で有名な「天下の副将軍」という役職は実際にはなく、水戸藩主は将軍を代理する義務があり江戸に常駐していたため、そうあだ名されたものです。

なお「黄門」というのは本来「黄門侍郎」といい、日本の官職「少納言」の唐名です。水戸の光圀さんの官職が少納言だったから「水戸黄門」ですね。参議だった蒲生氏郷を「会津宰相」と呼ぶのと同じです。

ちなみに、水戸藩は御三家の中では最も家格が低く、尾張・紀州家は将軍後継権を持っているのに対して水戸徳川家は正式には持っていません。(水戸徳川である15代将軍の慶喜は御三卿の一橋家へ養子に出てからの将軍就任)その代わり、水戸藩は参勤交代を免除されていたりしました。

まぁ水戸藩の話はどうでもいいです。
黄門様の話に戻りましょう。

黄門様の意外な人物像

時代劇の黄門様はそれはもう好々爺でしたが、実物は真逆。

それはもうパンクです。基地外です。まぁまだ戦国の気風が色濃い時代なのでさもありなん、かもしれませんが。
以下にガイキチな逸話を列挙します。

辻斬り大好き
若い頃は札付きの不良ってな感じだったらしく、刀の試し切りのため辻斬を繰り返していたそうです。防衛ではなく快楽殺人
説によると50人以上斬り殺しているとか。しかも屈強な武者を多数引き連れての行為です。悪代官よりも悪ですね。
遊郭大好き
上記と同じ頃、吉原の遊郭に通いつめていたそうな。女性モノの着物を羽織り、いわゆる傾奇者の格好をして派手に遊んでおり、藩主になってからも女癖は収まらず、吉原だけでなく浅草、千住、湯島の遊郭にもこっそり通っていたとか。
そのせいか、まだ衆道(男色)の文化が色濃かったこの時代に「女色は、衆道と違い男女双方が気持ちいい。政治もそうあるべき」とかそれっぽいことを言ってたりする。それっぽいことを。
生類憐れみの令ガン無視
当時の将軍・徳川綱吉の発布した「生類憐れみの令」。お犬様を大事に!なアレです。黄門様はアホくさいとばかりにこれを無視。
無視するだけならまだしも、将軍・綱吉に対して「オレ、お犬様殺しちゃったわー」と犬の毛皮をあてつけに献上したという噂まで。性格超悪いですね。
やっぱ血の気が多い
4代将軍・徳川家綱が11歳で将軍職を継ぐとき、諸大名に向かって「お前ら。(将軍が幼少のため)天下を狙うものは機会だぞ。まぁこの光圀がフルボッコしてやるから、かかってこいや!」と啖呵を切ってます。
が、彦根の井伊直孝に「家康公より先陣の誉れをいただいているのはこの井伊家です。水戸家ではござりませんな」と言いくるめられて、ぐぬぬ、となったそうです。
これにより水戸と彦根の仲は超絶悪くなり、幕末に至って桜田門外の変の遠因となります。ウソですが。

学問にハマる

とまぁこんな悪行三昧な光圀くんですが、歴史書『史記』に出会って感動。
学問好きへと一変します。

「オレも日本の歴史をまとめたい」と、かの有名な『大日本史』の編纂を開始。以後、編纂事業は水戸藩の一大事業となり、財政を傾けるほどお金をつぎ込んでいきます。

純粋なきっかけは「戦国の世に生まれて武功を立てたかったけど、そんな時代じゃないし、書物でも書いて有名になりてぇ」だったそうですが。

ちなみに、光圀自身は全国漫遊はしておらず(江戸・水戸・日光・鎌倉だけ行ったことがある)、助さんのモデルとなった家臣の佐々(介三郎)宗淳を全国に派遣して資料収集をさせていました。

黄門様にラーメンを食わせた、明の儒学者・朱舜水

そんなこんなでいきなり学問に目覚めた黄門様。様々な学者を集めて囲う、招聘マニアになります。

中国では明朝が事実上滅亡し、清朝が勃興しておりました。明朝の皇族や遺臣は亡命王朝である南明朝を作り復興運動を起こします。

南明には鄭成功という重臣がおりまして、この鄭成功が中国人と日本人のハーフ、しかも日本の平戸で生まれ、7歳まで住んでいた縁もあって、日本に救援要請を求めます。この時に日本に外交官として派遣されたのが件の「朱舜水」。

ところでこの鄭成功、台湾や日本では英雄として人気があり、歌舞伎の「国姓爺合戦」の主人公となっていたりします。司馬遼太郎の『大盗禅師』でも重要人物となっています。

結局、明の復興運動は失敗に終わり、朱舜水は日本に亡命
ここで見を光らせたのが学者招聘マニアとなった光圀公。高名な学者であった朱舜水を招聘し江戸に定住させます。

朱舜水
朱舜水「時代劇の水戸黄門に、ワシ出てきたっけ?」

ここで朱舜水が中華麺を調理し、光圀公に献上したのが日本におけるラーメン史の始まりとされています。

ようやく日本初のラーメンにたどり着きました。
前置き長かったね。すまん。

当時のラーメンは今と同じくスープに鶏や豚の出汁を使ったそうですが、五辛という薬味が必須で、これにより味は薬膳料理に近かったとのことです。

光圀公自身、朱舜水からラーメンの調理方法を学び家臣などにも振る舞ったとのことですので、相当気に入ったのでしょう。
ただ当時は生類憐れみの令の発布真っ最中なので、鶏や豚の出汁を家臣どもは超嫌がったに違いないですが。

水戸市では、この当時のラーメンを再現したものを提供するお店もあり、またネット販売もされていますのでご興味のある方は是非。

ちなみに光圀公、元々うどんを打つことが趣味だったりと料理が好きだったようで、日本で初めてチーズを自作したりもしています。(牧場を作ってまでして)

ラーメンが取りなした歴史の妙

とまぁ、朱舜水、時の副将軍である徳川光圀公の胃袋をまんまと掴んだわけでして、その後の光圀と舜水はそれはもう蜜月でございます。(ラーメン以外にも餃子や牛乳酒も食べさせたらしい)
実はこの出会いが、後の日本の歴史に多大な影響を与えているんです。

南朝的「忠義」感の定着
おれ大楠公。足利にはよくウンコ投げつけてやったものよ。
おれ大楠公。足利にはよくウンコ投げつけてやったものよ。

この朱舜水、日本に来てから「太平記」の歴史に出会い、南朝方の楠木正成の忠義に感銘を受けています。おそらく先述の鄭成功を彷彿したのでしょう。実際、直臣でもない身上ながら皇に忠義を尽くすところ、なんとなく生き方が似ています。あと同じ“南朝”だし。
光圀は朱舜水に学んでおり、この南朝を正当とする忠義感に多大に影響されています。これの忠義感・正当性の考え方が後の水戸学にも影響し、さらに幕末に拡大して全国で定着するようになります。
ちなみに、この南朝正統論は未だに議論になったりします。(現皇室は南朝の血統ではない、とか)

「大日本史」と水戸学のコンセプト
北畠親房
北畠親房「むしろ、オレが朱舜水の師匠だろうが」

上記の影響もあり、大日本史では南朝正統論を唱えているのがひとつの特徴となりました。日本古来の大義名分を明確にするコンセプトとなっており、つまり、南朝正統論、ひいては天皇を唯一無二のトップとする尊皇論をもって全体が書かれています。
朱舜水の忠義感、および北畠親房の「神皇正統記」の影響がベースとなっているわけですね。
このコンセプトがいわゆる「水戸学」へと昇華します。
「大日本史」は歴史書というよりも水戸学における思想書、と言えるわけでございます。ただ幕府の全盛期ですし光圀公自身も徳川の血統ですので、別に「幕府ダメ。倒幕だ!」という考えはもちろん含まれていません。あくまで「日本古来のあり方」がテーマになっているだけで、これを幕末の水戸学と区別しまして前記水戸学といったりします。

忠臣蔵の赤穂浪士が受けた影響
忠臣蔵
ちょっとジジィいじめてくるわ

同じ頃に、山鹿素行という軍学者がおりまして、忠臣蔵の大石内蔵助の師匠さんに当たるお方でございます。山鹿流軍学で有名なお方ですね。
この素行さん、学者マニアの光圀公と深く親交しており、朱舜水と同じく一時的に大日本史の編纂にも関わったこともあったとか。ということで朱舜水の思想・忠義感に影響を受けておるわけです。
著書『聖教要録』において幕府の正学である朱子学を批判した罪で赤穂へ流謫となり、ここで藩家老の大石内蔵助をはじめ、赤穂藩士の教育を行うこととなります。
この赤穂時代に、皇統の一貫をテーマとした『中朝事実』という歴史書を著しており、思想的にも朱舜水および水戸学の影響を色濃く受けていることが伺えます。
この忠義感を教えこまれた赤穂四十七士が、義士とはこうあるべきだぜ! と「元禄赤穂事件」「忠臣蔵」を引き起こすことになります。
朱舜水の思想が起爆剤になった歴史の一コマですね。

幕末における水戸学の影響
光圀公と朱舜水が起こしたとも言える水戸学のベースは先述のとおり「尊王論」。
(ちなみに、天皇は「王」であって、将軍は「覇」となります)
水戸9代藩主である徳川斉昭が、水戸学者である藤田幽谷・会沢正志斎・藤田東湖らを重用したことで一気に全国に広まります。これがいわゆる後期水戸学。
外夷襲来という未曾有の国難に突入したこの時代、「大事なのは藩でも幕府でもない。日本そのものだよねー」とこの日本古来の大義名分を重んじる思想が幕末の志士たちに大受け。尊王攘夷思想の聖書になりました。
吉田松陰と朱舜水
吉田松陰
どうも童貞です。

神戸の湊川神社には「大楠公ご墓所」として、先述の楠木正成の墓碑があるのですが、碑石の裏面には朱舜水の書いた大楠公を称える賛文が刻まれています。(参考 : 神社の由緒|湊川神社(楠公さん)-神戸市中央区
大楠公のファンだった吉田松陰はこの墓所にもちろん参拝しており、以下のように日記も残しています。

私は、かつて東方へ遊行し、三度も湊川を通ったが、そのさい、楠公の墓に参拝し、涙が落ちるのをとめることができなかった。その碑の背面に、明の朱舜水が書いた文を読んで、また涙した。
(『日本の名著・吉田松陰』中央公論社)

というわけで、松蔭はじめ、彼に影響された高杉晋作、桂小五郎、西郷隆盛などの志士たちもまた、朱舜水の思想に感化されたと言っても過言ではないわけです。

朱舜水と陽明学
幕末における後期水戸学のことを理解しようとするのであれば、儒教における思想体系である「陽明学」、同じく「朱子学」を知る必要があります。陽明学は何よりも実践を是とする学問ですので、行動派の人物に好まれました。格さんのモデルとなった安積澹泊、大塩平八郎、山田方谷、佐久間象山、河井継之助、吉田松陰などビッグネームがこの学派ですので、まぁその程度は計り知るべしですね。陽明学については長くなるのでまたの機会に。

ラーメンと朱舜水は日本の歴史を変えた

そんなこんなで、ラーメンを水戸黄門に食わせたおっさんこと、朱舜水の偉大さがお分かりいただけたでしょうか。

特に幕末の討幕運動・明治維新においては、この朱舜水が水戸黄門にラーメンを食わせた瞬間に起源をすら感じます。

今や国民食の地位さえ得たラーメンを日本にもたらし、忠義における思想感を定着させたという朱舜水の功績。

僕はラーメンを食べるたびに、これらの日本が経てきた歴史、明の復興に掛けた朱舜水のことを思い、心打ち震えるのです。そんなことはありませんが。
つまり、江戸中期以降の我らが神国日本の歴史はこの薬膳臭いラーメンとの出会いに始まったと言えなくもない、いや言えないと言えるでしょう。

まとめ

水戸黄門が懲らしめた悪代官の数は、幕府が任命した全代官の数の 5.7倍。 つまり、一人当たり5回以上懲らしめられてる計算。

だってさ。さすがのジェノサイダー黄門様。

あ、高田馬場の「べんてん」、おすすめです。

ラーメンのアップ 以上、「ラーメン Advent Calendar 2013」19日めの記事でした。おわり。

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2013年 大河ドラマ「八重の桜」の見所シーンを大予想ずんど

武家の娘、新時代の妻としてウーマンリブな人生を歩んだ、新島八重。
「悪妻」「烈婦」「元祖ハンサムウーマン」「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれるほど、率先して戦場に立つような男勝りな女性ですが、いかんせん知名度が。我らもよく存じません。(視聴者のテンションが)1年もつのか不安です。
NHK大河ドラマ「八重の桜」公式サイト
NHK大河ドラマ「八重の桜」公式サイト。人物紹介や相関図はこちらで事前にチェックしとけ。

ぼじぃ市松おい!いよいよだな!!再来年の大河ドラマ「黒田官兵衛」これだよこれこれ。これこそ大河の真骨頂つーの?
天下の名参謀にして「戦国の張良」の呼び声高い、クロカン!楽しみだな。さっそく大予習しようず!

めがね治部少輔まて、おちつけ。それは再来年だ。来年は新島襄が妻、新島八重の話。先走るな。

ぼじぃ市松お、おう。難しいな。八重。
正直1年かけて大河でやるものなのか? 視聴者ついてくるのか? 清盛の低視聴率を巻き返せるのか?

めがね治部少輔うるさいな。幕末の会津出身であり、津田梅子とともに女子教育普及への先駆者とされる人物「新島八重」。うむ、薄いな。
とは言え周囲は中々濃い人物が多いぞ。
兄の山本覚馬は「維新の祖」といっても過言ではない佐久間象山に学び、京にて幽閉中に小松帯刀や西郷に見いだされた人物で、維新政府よりもより具体的な近代思想の持ち主だったと言われるし。

ぼじぃ市松そうか大河の主人公といっても、本人が輝く星である必要はないわけだわな。
本来なら主人公大活躍の方がいいけど、主人公目線で周りが大活躍の方がより幅広いジャンルで偉人達を出演させられるわけだしな。

めがね治部少輔そうだな。お江系大作戦とでも言っておこう。
だが、お江の時みたいに主人公が時代性を反映しない思想の持ち主だったりすると困るな。
春日局とのバトルもなかったし。秀忠がカッコ良すぎたし。
明治の烈婦なんだから、がっつり戦う女として描いてもらいたい。

ぼじぃ市松ちゅーことで主人公を彩る大河ドラマ主人公クラスの人物と、どのようなシーンが見られるか?を予想するか?

めがね治部少輔予想というより、こんな登場人物がこういう関係で出るんじゃないか?という事で。


主人公:新島八重(綾瀬はるか)

新島八重
元祖ハンサムウーマン、新島八重
会津藩砲術指南役の娘として生まれる。
兄は前述の山本覚馬。覚馬の影響から先進的な思想と武士の娘の矜持を守る。世間から何を言われようとも「私」は「私」な生き方を貫く。
戊辰戦争では、男装してまで戦争に参加し、大砲を操り、自ら銃を持ってヒャッハーする、それが八重。
空気を読む事こそがコミュニケーションの最重要課題となった現代こそ、彼女の一本筋の通った生き方・生き様に男女問わず学べるはずだ。はずなのだ。
スイーツ好みにならないことを願う。


予想エピソード0

山本八重、戊辰戦争でヒャッハー

砲術家の家に生まれた八重は、戊辰戦争にて髪を切り男装してまで参戦し、大砲を操る。籠城戦では、自ら銃を取り奮戦。
要は、女ヒャッハーである。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」と銃をぶっぱなす八重を期待したい。

予想エピソード1

山本覚馬(西島秀俊)、勝海舟(生瀬勝久)との友情を深める

勝海舟らと共に維新の元祖教師佐久間象山に学んだ覚馬。会津の神童は象山の先進思想に影響を受ける。
コレは絶対使われないはずがない。使わないと話が進まない。

予想エピソード2

山本覚馬、大西郷(吉川晃司)を心服させる、あと岩倉具視(小堺一機)も

京都守護職の藩主容保を補佐すべく京に赴任した覚馬。禁門の変の後、紆余曲折あって薩摩藩邸に囚われの身となった。
そこで西郷や小松帯刀に対して新政府の国家像を建白。明治の元勲らはその先見性の敬服したという。会津藩士が、薩摩ら倒幕派と仲良くなるという見せ場。禁断の恋、的な。

予想エピソード3

松平容保(綾野剛)、過激派の意見を抑えられず西郷頼母(西田敏行)の悲劇を生む(もう一つの白虎隊)

京都守護職就任を反対し容保の怒りを買うが、それでもめげず戊辰戦争で恭順を進言するが強硬派に退けられる。
脚色ありまくりだと思うけど、容保を悪役にするのか、それとも気の弱い藩主にするのか見物だ。
ちなみに、容保に京都守護職就任を無理やり承諾させたのは松平春嶽(村上弘明)なんだが、この春嶽も悪役になるのだろうか。さて。

予想エピソード4

白虎隊、伊地知という名前はどうも日本史ドラマとの相性が悪いようだ

薩摩の村田蔵六と言っていいほどの稀有な軍略家・伊地知正治。板垣退助と双璧をなす、会津若松城攻略の大立役者。多分、悪役に仕立て上げられるはず。
なお同じ薩摩出身だからといって、坂の上の雲でボロクソ言われてる幸介さんとは関係ないです。

予想エピソード5

斎藤一(降谷建志)、会津に見参。会津の為に戦った新撰組の生き残り

そもそも京都守護職に雇われているんなら会津戦争にもっと新撰組の隊士が参加していても良いはずなんだけど。まぁこの頃は離散状態なんで仕方ないか。
あくまで京都守護職に雇われているわけであって、会津藩に雇われたわけではないと言う事なんですね。
そんなこんなで、背水の陣な会津に馳せ参じた斎藤一はかっちょよく描かれるはず。

予想エピソード6

板垣退助(加藤雅也)、新島襄(オダギリジョー)と親交を深める。八重心境複雑

板垣退助は、若松城籠城戦の時の新政府軍の指揮官であったため、つまり、八重の敵なわけです。旦那と的が仲良くなって、八重自身はどういう心境なのか。
まぁ、旦那の襄さんはかなりの豪傑もので、そんなことは気にも止めないでしょう。
吉田松陰が熱望しつつも失敗した、アメリカ密航に成功してる人なんですよ。
坂本龍馬は海外に目を向けていたとか言うけど、目じゃなくて実際に行っちゃった人、それがJOE。そっちの方がすごいじゃん。
坂本龍馬の親戚に密航を手伝ってもらっているので、やっぱり龍馬もでるんかな?

予想エピソード7

伊藤博文、木戸孝允(及川光博)を通じて八重に感銘をうける

実際は兄の覚馬だと思うんですがね、木戸さんとの交流も会ったそうなので、おそらく。覚馬の功績も、ドラマの演出上、八重の功績にすげ替えられこともありそう。

予想エピソード8

捨松(水原希子)、八重の影響を受け津田梅子に女子教育を説く

捨松と八重は篭城仲間なので、おそらく面識はあったはず。幼馴染的な設定になるかも。
岩倉使節団にて、捨松が津田梅子に女子教育について語った事は実は八重からの薫陶だったのだ!な感じなのはあるはず。

予想エピソード9

捨松、八重の影響を受け日本の看護教育の重要性を大山巌(反町隆史)に説く

八重も捨松も富国強兵には看護体制が必須と考えており、看護教育に熱心だったそうだ。これも八重発案、捨松が旦那を説得するということになりそうな予感。

予想エピソード10

新島襄(オダギリジョー)、外野に何を言われようとも、妻とともに歩む

破天荒な行動と先進的な思想を持っていた襄。夫を支える妻ではなく、共に歩める妻”八重”ととも同志社設立に奔走するのだった。ちゃんちゃん。


めがね治部少輔前半はお兄さん関係で維新関連の人や会津関連の人達を描いて進み、後半はほぼ捨松と旦那という予想か。関係者がことごとく大河主人公クラスな人物というのも凄い。

ぼじぃ市松後半はいっそ捨松でやった方が良いではないか?と思ってしまうな。
ところで照姫役の稲森いずみは鹿児島出身なんだよね。ちょっと無しなんじゃないか?せめて山口県出身の人にするとか。

めがね治部少輔そっちのが嫌がらせだろ。それにしても大河ドラマ史上でも類を見ないほどの予想外主人公ではあるから、ある意味新鮮な気持ちで見られるかもしれん。

ぼじぃ市松現段階では、全く興味が湧かない可能性もあるが、予備知識が無い分ドラマとして楽しく見られるかもしれない。

めがね治部少輔それに会津という、負け組から見た維新というのは非常に興味深い。
容保は春嶽と慶喜に梯子を外された、ものすごく気の毒な人だな。
禁門の変では孝明天皇にその功績を認められるほど活躍して、まぁそれは京都守護職だから当たり前なんだけど、そのせいで長州の恨みを買いまくってしまって、白虎隊などの悲劇になってしまうわけだ。

ぼじぃ市松容保は真面目すぎたんだな。藩祖・保科正之も余計な遺言を残さなきゃ良かったのに、罪な事をするぜ・・・

めがね治部少輔ひょっとして江戸幕府の創世と終焉は会津松平家にアリ!と言ってもいいんじゃないか?

ぼじぃ市松創世をどうとらえるかによるが、3代4代で幕府としての「ありよう」を整えたと考えたら間違いじゃないよなぁ。そう考えるとやはり楽しみか。大河ドラマ「守護職・容保」

めがね治部少輔ちゃうやろ。
前半の前半おそらく3月くらいまではそんな感じなのかな?とは思うが、薩長視点じゃない維新というのは非常に見たいな。薩長が悪役になる、って言う。そこから開花期をどのように佐幕派が過ごしたか?もう一つの明治維新として期待しよう。

ぼじぃ市松おぉ勝手にサブタイトル。「八重の桜 〜もう一つの明治維新〜」。NHKさん、前半のサブタイトルにいかがですかね?

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なが〜く愛して、深〜く支配。長寿政権はどれだ?

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きありと昔から良く言われ、永久不変なものは無いといわれますが、 ここ日本でも長期政権に成功した一族や一党がいます。
彼らの業績もさることながら、長く続けたということも文化の発展、国家の成長を促したのではないでしょうか?そんな時の権力者の栄光と挫折はいかに?

ぼじぃ市松最近は首相がコロコロ変わるじゃん。逆に長い間政権を取っていたのって誰なんだろうね?

めがね治部少輔長い間政権を取っているというと、時の権力者ちゅーことだろ?藤原氏とか蘇我氏とか源氏とか平氏とか北条家とかそんなやつ?

ぼじぃ市松そうそう!実際に政権を取っていたグループとか一族とかそういうのはなんだろうね? “なが〜く愛して、深〜く支配。長寿政権はどれだ?” の続きを読む

なかなか楽しい方揃い! 明治時代の総理七人

なかなか楽しい方揃い! 明治時代の総理七人
2010年の大河ドラマ「龍馬伝」も、もう終わり。キャスティングの素晴らしさもあって、大好評のうちに幕を下ろしたように思います。龍馬伝で幕末に興味を持った方々には、是非、明治時代にも興味を持っていただきたいなぁ、と我々は思うのですよ。そういうことで、ちょっと明治時代の新政府側に目を向けてみましょう。

ぼじぃ市松龍馬伝終わったなぁ。いやぁ、おもしろかった。キャラがみんな濃ゆくて。

めがね治部少輔次は「坂の上の雲」やな。なにげに楽しみでして。私。

ぼじぃ市松「坂の上の雲」をもっと楽しむには、明治の政治家・軍人の人となりを知るといいよね、きっと。

めがね治部少輔そりゃそうだ。明治は、軍人と政治家がごっちゃだからな。
「坂の上の雲」の舞台ともなる明治のふたつの対外戦争の時、内閣は両方とも長州閥だな。日清戦争は伊藤博文、日露戦争は桂太郎。軍閥も、どちらかというと長州中心だしな。

ぼじぃ市松しかもその日清戦争勃発時とほぼ同時期に第1回衆議院選挙を行っている。しかも日清戦争中に初代内閣総理大臣就任しかも、日清戦争の宣戦布告直後に、第4回衆議院議員総選挙。まぁ、選挙の方が先に決まっていたんだけど。現在にまで続く内閣制度のはじまりの割には、戦争中に選挙実行ってのがね。呑気なのか、剛胆なのか。

[2011.04.12 追記]
@nabiki_05151101 様よりご指摘をいただき、修正させていただきました。ありがとうございました!!

めがね治部少輔それが明治という時代さ。ふふふ。
さて、小難しい話は止めてですね、明治時代の総理大臣の人間くささをまとめてみましょう。
おのおの、総理としての手腕は置いときましょう。偉人も人間ですからね。 “なかなか楽しい方揃い! 明治時代の総理七人” の続きを読む

歴史上の偉人の子孫も有名人。どっちが有名?

歴史上の偉人の子孫も有名人。どっちが有名?
紀元2670年とされている、日本。お隣中国の歴史には遠く及びませんが、一つの王朝が続いているという点では稀に見る歴史の長さを誇っています。そんな中には英雄もいっぱいいて、その子孫もいっぱいいるわけでして…

ぼじぃ市松歴史上の人物の子孫って身近にいる?本家本元の人っつーか名前を聞くだけで、うぉ!すげえってわかるやつ。

めがね治部少輔昔の会社の同僚に赤穂浪士の唯一の生き残り「寺坂吉右衛門」の末裔がいたぞ。友達じゃないけど。あと井伊さんに会った事あるぞ。ばりばり直系。これも友達じゃないけど。

ぼじぃ市松すげぇ!井伊さんの知り合い。赤備え! でも、知合いレベルじゃなくて、友達レベルでいない?

めがね治部少輔う〜ん、いねぇなぁ。でも範囲を広げて、有名人とかだったら結構いるって。フィギュアスケートの織田信成選手は、織田信長の子孫。とかそういうやつ。

ぼじぃ市松おぉそういうやつね。その他にも結構いるよな。有名人で英雄の末裔をピックアップしてみましょう。 “歴史上の偉人の子孫も有名人。どっちが有名?” の続きを読む

維新三傑の憂鬱

維新三英傑の憂鬱
明治の三英傑と言えば、西郷隆盛・木戸孝允・大久保利通。
現代に至る日本の礎を築き上げた、倒幕から近代化の功労者にも気苦労は絶えなかったようで…
大河ドラマ「龍馬伝」ももうすぐクライマックス。大政奉還も間近! ということで維新後の三英傑のお話。

めがね治部少輔最近では大久保利通の再評価がされてるな。よくも悪くも現在まで続く官僚制度を作り上げて、東京遷都、廃藩置県、地租改正と近代化の為に多少強引であっても腕を振るったんだから当然だと思う。

ぼじぃ市松ドラマや小説を見ても西郷の威を借る狐にされていて、明治になったら西郷を追放した大罪人と書かれちゃうから気の毒だなぁとは思ってたが、良かったね。再評価されて。

めがね治部少輔まぁ浸透はしてないけどねw。幕末明治を題材にすると、激動の幕末・成長の明治ってイメージがあるけど、実際は明治10年の西南戦争が終わるまでは維新期だから流動的だし。

ぼじぃ市松まぁ封建体制から立憲君主制への過渡期だから一筋縄にはいかんすよ。

めがね治部少輔維新期に維新三英傑が全員死んじゃってる訳だから、不穏すぎ維新期。 “維新三傑の憂鬱” の続きを読む

坂本龍馬も、ふつうの若者でした。

江戸幕府を倒す原動力となった薩長同盟の立役者、坂本龍馬。明治以降の政治指針となる船中八策を考案する等、持ち前の異端児センスで様々な知識を吸収し、実現していくその能力は現代を生きる日本人も見習うところが多い。なんだけど、そんなに騒ぐほど凄かったのか?大河ドラマも佳境なので、便乗して、坂本龍馬。

めがね治部少輔今回は、龍馬も普通の若者だったんだよ、ってお話。
まぁ、人とは違う考え持ってて、妙なカリスマがあって、モテモテだったのは間違いない。

ぼじぃ市松龍馬がモテるって言ってもさぁ、坂本龍馬の人生31歳の人生の中で、記録に残ってるのって「平井加尾」「千葉佐那」「楢崎龍」の三人でしょ?まぁ普通? “坂本龍馬も、ふつうの若者でした。” の続きを読む