2014年大河ドラマ「軍師 官兵衛」を徹底大解剖

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戦国時代を舞台にしたドラマとしては「江」以来3年ぶり、武将としては「天地人」の直江兼続以来5年ぶり、大名となると「功名が辻」の山内一豊以来8年ぶりとなる超大物”黒田官兵衛”。認知も人気も高いだけに賛否両論の評価になりそうな予感ですが、期待値高いですよね。初回から湧き出る権謀術数。期待してます。
定説を覆すかっこよさの官兵衛を先取りしたい人は公式サイトをチェックせよ

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ぼじぃ市松来年の大河は、いよいよ軍師官兵衛だな。2010年代に入ってから、龍馬伝→江→平清盛→八重の桜ときたわけだが、龍馬は超メジャーだからおいといて、3作連続でマイナーキャラが続いたから、楽しみだな。

めがね治部少輔(清盛がマイナー?)お、おう。けど黒田官兵衛が軍師って言われるとちょっと違和感があるんだよな。学術的な「戦国時代の軍師」の定義は別として。なんつーかさ、軍師っていうとどうしても孔明の印象が強すぎて、君主(あるいば武将)との特別な繋がり、水魚の交わりってのがあるような気がしてしまうんだよな。あくまで勝手な印象なんだけど。そういう意味で黒田官兵衛は組織化された織田軍団・羽柴軍団における作戦参謀といったイメージが強い。

ぼじぃ市松あーなんか分かる。同じ秀吉絡みでも竹中半兵衛は軍師っぽいけど、黒田官兵衛は参謀ってことでしょ?

めがね治部少輔そう。ザ・軍師っていうと”太原雪斎”とか”山本勘助”とかそういう人をイメージしちゃうんだよね。

ぼじぃ市松まぁ黒田官兵衛だって、「ご運が開けましたな」なんて言っちゃうくらいだから、秀吉個人に対して惚れ込んでいたんじゃない?って事なら軍師っぽいんじゃない。

めがね治部少輔いや、才気走った返答は軍師っていうより参謀だな。軍師ならもっと良い言い回しを選んだはずだ。とはいえ、当時は参謀なんて言葉が無いんだから軍師でいいんだけど。で、どうする?戦国時代の軍師達でもやるか?

ぼじぃ市松いや、それ長過ぎるから別の記事にしよう。軍師官兵衛の足跡を関係した武将たちと絡めて紹介!にしよう。一応こんな感じでドラマになるかな予測。

めがね治部少輔あくまで雑談録的になんで、ご不快になる方もいらっしゃるかと思いますが、何卒ご容赦を!

主人公:黒田官兵衛(岡田准一)

黒田官兵衛

監禁とか蟄居はなれたもんですよ(本人談)

小寺家の家老を務める職隆(柴田恭平)の子として生まれる。祖父重隆(竜雷太)と父はともに放浪生活を送った苦労人だが、主人公は何不自由ない身分で生まれた為、若かりし頃は明晰な頭脳を披露し大人たちの顰蹙をかうも、まぁ指摘されないよね、家老の子供だもん。母(戸田菜穂)を幼い頃に亡くしたため、引き篭もりの時期を経験。
少年期の賢しらぶる行為が大人になってもぬけず仇になるが、引き篭もりも体得していたため難を逃れる事もしばしば。
後世の我々が見ると全ての行動に納得がいくのだが、コミュニケーションが苦手(というか人に誤解を与えるタイプ)と見えて、割と誠実に行動しており、義理堅いのに信用されない悲しい人でもある。

小寺政職(片岡鶴太郎)

片岡鶴太郎といえば北条高時のイメージが強いので、あーやっぱり優秀な人材を抜擢できるほどの人を見る目と決断力のあるタイプじゃなくて、先見の明がなくて滅亡させちゃった人側になるのかなぁと心配。でも黒田家を世に引き出させたのは紛れもなくこの人。人を見る目はあるんですよね。時勢が見られなかっただけで。

荒木村重(田中哲司)

唐草文染付茶碗 銘 荒木

にじみ出る気品と口当たりの良さそうな風合いが荒木でしょ?

刀にさした饅頭を食うことで信長の篤い信任を得て摂津一国を任されたにも関わらず、裏切る男”道糞”。元々調略にのせられやすい性格だったのは内緒です。銘器・荒木高麗を所持し茶人としても高名だったりしてですね、つまりポスト久秀を目指してたんだが、火薬が足りなかったか?茶釜が足りなかったか?のどちらかだ。
裏切りの際、説得に訪れた官兵衛を敵に回すのは恐ろしいので「殺してしまえ」と進言する家臣たちを尻目に、殺すには忍びない、と土牢に監禁した心優しい人でもある。戦国的には心優しいエピソードなのかもしれないが、普通死にます。非道値でいえば、斬首よりも高いです。じわじわ攻めるタイプですか。

清水宗治(キャスト不明)

清水宗治

武士の誉れはワシが作った

有岡城の幽閉から解放された官兵衛はダークサイドに陥ってたようで、鳥取城では渇え殺しを献策し、そして清水宗治が守るここ備中高松城ではうまく水攻めしきれない秀吉に「土嚢つんだ船沈めれば堤防っぽくなるよ」と献策。備中高松城を見事浸水させる。当初は長期戦に持ち込む予定だったが、本能寺の変勃発し、急遽宗治の切腹を条件に毛利家と和睦。ちなみにこの清水宗治の切腹が見事であり、切腹は武士の誉れとされるようになったそうだ。名を高松の苔どころか武士道に残しましたな!ちなみにこの頃中国地方で破れた人たち(清水宗治の他に吉川経家や山中鹿之介)は、なぜかみんな英雄色が強く、勝った方や生き残った方はなんとなく腹黒いイメージがついているような気がする。まぁ勝った方、生き残った方が官兵衛を筆頭に宇喜多直家・小早川隆景・安国寺恵瓊とかだからしょうがない。

小早川隆景(鶴見辰吾)

小早川隆景

月岡芳年画「タカカゲを探せ!」

後の官兵衛の親友。「官兵衛殿の頭の回転の速さには負けるけど、先走ってあとで後悔しちゃったりするでしょ。あたってるでしょ?」と評したそうだ。が、頭の回転の速さで劣る隆景は本能寺の変ではしっかりだまされる。(だまされたふりかもしれんが)だまされたと言えど和睦は和睦、後ろから攻め込むようなまねはやめようぜ、と義理堅さを見せる。毛利両川の下の方なので年若い人物と勘違いされがちだが、官兵衛とは一回りほど違う。信長の1歳上。脂の乗り切った官兵衛と老境の境にいる隆景とでは力の差は歴然だったのかもしれない。

豊臣秀吉(竹中直人)

豊臣秀吉

心・配・御・無用!! 再び。
本能寺の変の悲報を目の当たりにし、呆然とする秀吉に「殿、運が開けましたな」といったのはもちろん黒田ダークサイド官兵衛。あまり取り沙汰されないが、中国大返しは地元の黒田官兵衛がいてこそ出来た荒技なはず。その後の清洲会議では「三法師がおるやんけ」と助言。宿老達に根回しし、柴田勝家を出し抜くよう画策する。おそらく大河ドラマでは「清洲会議 produced by クロカン」となるに違いない。こういったダークサイドな官兵衛を目の当たりにしたからか、秀吉自身もなかなか知恵者の為か、自分よりも知恵達者な官兵衛の事を重宝するも信用できなかったようだ。その為、軍功に比べて極端に少ない領地しか与えなかったそうだ。とはいえ徳川家康の参謀と言える本多正信も大領をもらっている訳ではないので、本当に頭が優秀な人ってのは自分の活躍の場が与えられれば良いだけで、あんまり俸禄とかそういったものを気にしないのかもしれない。現代で言う、「自己実現や満足を得られる仕事であれば給料は二の次」タイプなのかも。

長宗我部元親(キャスト不明)

長宗我部元親

隻眼だったとは聞いてないが、今では歴女に大人気

一両具足を率いる四国最強の大名。だが、秀長・官兵衛のやられ役でもある。小牧長久手の戦いで信雄・家康連合に組した事が仇となり、秀吉から四国攻めを受けることとなる。一世一代の空城の計は看破され、重装備した植田城で足止めする作戦は無視され、進退窮まった元親は降伏したのである。そもそも無理ゲーなんすよ。3倍近い兵力差で3方向から攻め込まれて防戦したとしても持久戦に持ち込まれたら絶対勝てないし。だから一矢報いてやろうと思ったのに… 官兵衛空気読め。

北条氏政・氏直(キャスト不明)

北条氏政

外交官としても実績のある官兵衛。信長には息子を殺されそうになり道糞には幽閉されようとも、豊臣家の交渉事と言えば官兵衛におまかせあれ。と小田原城の開城交渉に見事成功する。秀吉の天下統一事業のフィナーレを飾るのもやっぱり官兵衛。

加藤清正(キャスト不明)

加藤清正

清正を想像するともはやこれになっちゃいます

賤ヶ岳七本槍のひとりで息子と仲が良い。当然三成とは仲が悪い。息子との方が接点が強いようにも見えるが、二人とも朝鮮出兵にて三成の讒言により蟄居させられている。慶長大地震では二人とも伏見城に駆けつけるが、清正は地震加藤となったが、官兵衛は逆に嫌みを言われてしまう始末。子飼いとそうではないの違いはあるけど、そりゃちょっとないんじゃない、と官兵衛に同情してしまう。その後、九州関ヶ原でも連携を図り、九州を席巻してたりする仲である。まぁ清正は個人的恨みを晴らしている部分もあるので、何とも言えないけど。

立花宗茂(キャスト不明)

立花宗茂

今じゃ嫁のが有名ってどういうことよ?

九州関ヶ原のクライマックスは鎮西一の剛勇でしられる宗茂。このときは官兵衛・鍋島直茂・加藤清正の連合軍であったが、やはり官兵衛といえば外交術。最後は直接交渉により柳川城を開城させる事に成功する。その後、宗茂を加えた連合軍で島津討伐に向かうが途中で和議成立により、解散。まぁ最後の島津討伐はデモンストレーションみたいなもんだから。省略されるだろうなぁ。


〜軍師官兵衛を支える黒田家の人たち〜

黒田長政(松坂桃李)

黒田長政

家臣にネタにされまくるのでこんな顔になっちゃいました

お前の左手は何をしていた?で有名な官兵衛の嫡男。幼少期、親父が幽閉されている時には危うく命を奪われそうになるが、竹中半兵衛の策により事なきを得たエピソードの張本人。脳筋ぽいイメージだが、親に似たのか交渉術にも長け、優秀で素直な人。また部下の意見をよく聞いていたそうだ、がまんしながら。けど、又兵衛だけは許さん。絶対に許さん。忠興も許さん。三成なんてもってのほかだ。お前らみんな死ね。

母里太兵衛(速水もこみち)

母里太兵衛

酒はのめのめのむならば〜

酒飲み。酒飲んでるか喧嘩してるかどっちかしか逸話が無い。官兵衛の息子・長政との口喧嘩は毎度のことだが、戦国時代とはいえあんた言い過ぎだろレベルで口が悪い。しかも言うこと聞かない。想像に反してなかなかのイケメンだったらしい。NHKはイケメン説を採用しもこみち君をキャスティングしたようだ。黒田家一の武辺者で、もちろん勲功もナンバーワン。『栗山善助(濱田岳)とは義兄弟の契りを結び、勇猛果敢な忠臣として常に先陣を切っていく。』とNHKのキャスト紹介では書いてあるが、頼んだ仕事の報告が無いので善助が探しにいったら、酒を飲んで仕事やってなかった。とかそんな逸話があるくらいなので、ほとんど言うこと聞いてないと思う。

後藤又兵衛(塚本高史)

後藤又兵衛

長政、うざいわぁ。あいつ、うざいわぁ。

真田幸村と双璧をなした大坂の陣での華々しい活躍によって、黒田家臣団の中では最も有名で人気者になった。黒田家の家臣としてずっといたのかと思ってましたが、一族が元別所家家臣だったらしく有岡城の下りでは一族が小寺家とともに別所側に組した(と誤解された?)ことで一度放逐され、再士官している。九州征伐や朝鮮出兵で大活躍し、関ヶ原でも活躍した。官兵衛の息子・長政をdisるのが趣味。

黒田一成

黒田一成

黒田家は水牛好き

有岡城幽閉時に、荒木家の家臣だった父・重徳が何かと便宜をはかり世話をした事に恩を感じた官兵衛が荒木家滅亡後、養子に迎え入れた人物。四国攻めや九州征伐で活躍し、母里太兵衛・後藤又兵衛と並び先陣を任される。兜がでかすぎて狙撃の対象になっちゃうお茶目な面も見せるが、個性豊かな黒田家臣団にあって、誠に律義者だったらしい。言う事を全く聞かない母里太兵衛や全然聞かない後藤又兵衛と違い、長政が当主になると軽んじられる事がないように尽くしたそうだ。とまぁ、どうも家臣団にネタ扱いされてしまう長政。戦国の張良と歌われる官兵衛と比較されたらそりゃ物足りないかもしれないが、長政だって相当優秀なんだけど。しかし官兵衛が天下人や諸大名との逸話が多いのに比べて、長政は家臣団とのネタ話が多い。と思ったが、諸大名とのネタ話も結構多い。長政は内外問わずいじられキャラだったみたいだ。


ぼじぃ市松まぁこんなもんか。後半は長政とゆかいな仲間たちになってしまったな。しかし黒田官兵衛、関わる人物かなり多いな。さすがは岡田君。

めがね治部少輔岡田君関係ないだろ。でも従来の超絶野心家説でいくか、事績だけを見るとむしろ戦以外では誠実な人だから、そっち路線でいくか見物だな。

ぼじぃ市松有岡城の幽閉から清洲会議までのダークサイドに堕ちた官兵衛の時のインパクトがありすぎて、謀略家なイメージがあるけど、基本的には自分が味方する人(や上司)の成功の為に最大限がんばる人だからな。超いい奴なんだよな。

めがね治部少輔そう。めちゃくちゃ頭切れるのに、いい奴部分のせいで間抜けに見えるという。有岡城は代表例だけど、主家の小寺は織田方から離れちゃうし、信長には信用されないし、秀吉にも信用されないし。本来なら政権の中枢にいてもおかしくない人物なのに、なんかずれているという。

ぼじぃ市松でも当人は別に気にしてなさそうだけよな。活躍する場があればフルスロットルでがんばるけど、本来引き篭もりなもんで、百姓の子供たちと遊んでる方が楽しいです。といった人だったんじゃないか。

めがね治部少輔つまり明日から本気出すで本気出したら本当にすげえ人ってことだな。来年の大河ドラマ”軍師官兵衛”はまだ本気出していない人必見の大河っつーことだな。俺にぴったりじゃないか!

ぼじぃ市松本気出してないってことじゃなくて、むしろやる時できるように周到かつ綿密な私生活を送っているが正解なんだけどな。じゃなきゃ秀吉が恐れないだろ。

めがね治部少輔如水は一日にしてならずってことだな。ともかく戦国時代の九州はいろんな政治的な理由で魅力的な武将がたくさんいるのに、あまりフィーチャーされないから、よかったかもしれんな。

ぼじぃ市松島津義弘しかり立花宗茂しかり鍋島直茂しかり全員大河クラスの英雄だが日の目を見なかったもんな。個人的には立花宗茂・鍋島直茂あたりはものすごく見てみたい。キャストも気になるところだ。清正公も期待大だな。

めがね治部少輔うむ。スタート前から熱くなる”軍師官兵衛”ここ数年の中で期待値最大です。

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