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思わずツッコんでしまう武将たちの肖像画 10選 (5位〜1位)

武将たちの肖像画に対して突っ込みを入れてネタにするという、無礼千万なこのコンテンツ。世が世なら我々、切り捨て御免にござるな。とはいえ、前回10位〜6位までやってしまったので、もう上位分もネタにするしか残された道はありません。ということで、思わずツッコんでしまう武将たちの肖像画 5位〜1位にござりまする。
(10位〜6位はこちらでご覧いただけますぞ!!)

ぼじぃ市松武将の肖像画をネタにしてるってことで、今更ながら失礼な話ですな。

めがね治部少輔自分の写真を、自分のいないところでバカにされているのと同じなんでね。いい気分にはならんなぁ。

ぼじぃ市松ともあれ、我々「戦国時代、果ては日本史が全部好き」ということでお許しいただこう。

めがね治部少輔そうそう、許してね♪ ということで、思わずツッコんでしまう武将たちの肖像画 10選、後半戦。5位から1位まで、どうぞ。


第5位 結城晴朝さん

結城晴朝

どーん!クリーチャー顔その1。
顔面崩壊寸前じゃないですか。描いた人、悪意ありませんでしたか?本当に見たまんまですか?そうですか。は虫類イメージしました?
うつろな眼、崩れ落ちそうな輪郭、スーパーおちょぼ口、この「ん?」って表情。産卵中のウミガメの生まれ変わりでしょうか。まさに涙を零すっていう。

下総国の戦国大名。家康の次男である、結城秀康の義理のお父さんです。嫡子問題で、いろいろと苦労してますね。兄の小山秀綱が結城家の家督を要求してくると、宇都宮広綱の子・朝勝を養子にしてこの問題を避け、次に、秀康を養子にして安泰を図るが、その秀康が、松平家として越前へ転封してしまう。その後、秀康の五男・結城直基が家督を継ぎ、なんとか結城家は残るが、この直基も、後で松平姓に戻すという感じ。ややこしい。


第4位 立花道雪さん

立花道雪

はいどーん!クリーチャー顔その2。
これは怖い!眼光、目ぢからが半端ないです!目が合ったら、石にされそうです。瞳孔開ききってますよね?なんかキメちゃったりしてないでしょうね?まぁ、雷神様ともなるとこの目つきだけで、輿の上から敵軍を威嚇できますからね。サンダービーム出して。あと、着物の線、適当に描き過ぎ。

ご存知、雷神様こと立花道雪こと戸次鑑連さんです。雷に打たれて下半身不随にはなりましたが、代わりにサンダガの魔法が使えるようになりました。
娘の誾千代、婿養子の宗茂も有名過ぎですね。当時としては超異例ですが、女である誾千代に家督を譲っています。なんか親バカっぽい。で、高橋紹運の嫡男であった宗茂(当時は統虎)に惚れ込み、嫌がる紹運に頼み込んで、泣き落として説得の末、養子に迎えました。
この眼光で脅したのかもしれません。養子にくれなきゃ、雷くらわせちゃうぞ!


第3位 武田信虎さん

武田信虎

ピューンピューン。クリーチャー顔その3。
「ワレワレハ」とか言い出しそうなご尊顔なんですが。信玄のお父さんということで、もっとこう、恰幅のいい感じを想像するんですが、なんですか、この栄養失調気味なリトルグレイ感。シルバーの全身タイツを進呈したいです。しかし、この頭。目の前にいらっしゃったら、頭をはたきたくなる衝動と戦うことになるでしょう。がまんしましょう。

ご存知、武田信玄の父。信玄が「甲斐の虎」と呼ばれていますが、甲斐統一を果たしたのはこの信虎お父さんです。
娘婿の今川義元に会いに駿河に向かった際、信玄(当時は晴信)に、とうせんぼされて帰れなくなりました。その後、今川領駿河に隠居することになるのですが、今川義元は、信玄に対して「あんたの親父さんの家賃、払ってね」と催促していますw マジウケルw


第2位 堀秀政さん

堀秀政

これ、落書きですか?! 描いた人、誠心誠意、ちゃんと心を込めて描きましたか?ノートの端に5秒で描いたの、コピーしたんじゃないですよね?
「Q太郎」だからって、こんな脱力系マンガ風にしなくていいじゃないですか!!
いっそこの際、「名人! Q太郎」ってマンガ、誰か描いてくださいよ。もう。

通称、久太郎の方が有名ですね、たぶん。個人的には非常に好きな武将でして、この方だけは「生きてたらなぁ…」と思うのです。その何でもできてしまう、あまりの有能っぷりに「名人久太郎」とまであだ名されますが、弟にO次郎はいません。
秀吉に最も評価されていた武将です。小田原攻めの陣中で急死してしまいますが、生きてたら、江戸(というか関東)には、この堀秀政が入っていたんじゃないかなぁ、と思いますね。37歳という、早死が惜しまれます。
なのに、この絵はないだろう… じじぃじゃないですか、これ。


第1位 荒木村重さん

荒木村重

肖像画というか錦絵風なんですが、1位は「道糞」様こと荒木村重さん。
これ、餅食わされてるとこ。キョドった目にいじめられっ子の風格が漂っています。明智キンカン光秀なんかとは、いじめられっ子としての格が違うね!これがWikipediaにまで堂々と掲載されてるなんて、数奇者冥利でしょうか。

信長の家臣だった村重さんは、当時、摂津方面の攻略担当でした。
あるとき、村重は信長を近江瀬田まで出迎えます。この時、信長が餅を刀の先に差し「食うてみよwwww プゲラ」と。そん時に餅をくわえた村重さんの絵が、これってことです。
その後、信長に謀反を起こして有岡城に篭城しますが敗れ、城に家臣、妻子を残したまま、単身逃亡して、最後には毛利に亡命します。なんてヤツだよ君。
その後、「道糞」と名乗り、茶人としてしぶとく生きながらえます。「みちのくそ」と名乗るヤツが立てた茶なんて飲めるのかい?
ちなみに、降伏説得に来た黒田官兵衛を捕まえて監禁プレイを仕込んだのは、この人です。
生き様からして1位です。


ぼじぃ市松坊主率、たけー!坊主はこういう場合、得するよな。

めがね治部少輔どういう場合だ。あ?

ぼじぃ市松ということで、「思わずツッコんでしまう武将たちの肖像画 10選」すべてお伝えいたしましたが、いかがだったでしょうか。

めがね治部少輔荒木さんだけ、肖像画とは言いがたいような気もしますが、おのおのがたのスルー力でそこはなんとか。

ぼじぃ市松インパクトのある肖像画まだあるんで、近々、「思わずツッコんでしまう武将たちの肖像画 番外編」やります!

めがね治部少輔おおお!あれがくるのか?それともあれか?

(10位〜6位はこちらでご覧いただけますぞ!!)

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