いやー、こんなにグッときた歴史モノのテレビ番組は、今までなかったなぁ。
というのが「戦国鍋TV ~なんとなく歴史が学べる映像~」。
tvk(神奈川)、チバテレ(千葉)、テレ玉(埼玉)、サンテレビ(兵庫)といった、ローカルテレビ局でしか放送していなので、ご存じない方も多いと思うが、これは一度見てみて欲しい。
見れない人は、最後まで読んでDVDを買うこと。わかったか?
(Youtubeでいろいろ観られてしまうのは内緒だぞっ)
なんせ、よくある「実は○○は、××だった!」「悲劇の武将!○○」な感じの歴史番組じゃなくって、戦国武将をとことんネタにしたバラエティ番組。
いちいち、にやにやしてしまうネタを挟んでくる。ほんとうに、憎らしいほどに”いちいち“だ。
中途半端に有名な武将がキャバクラでマイナーな武勇伝を語り、武将たちが学生になってヤンキー抗争を行ない、軍師たちはテレサポとなり相手の武将に電話で献策する。
はたまた、七本槍が7人組のアイドルになってたり、矢文で注文するテレフォンショッピングまである。
どれも、数分の軽いコーナー形式になっているので、テンポがいい。
しかし、やたら、どのコーナーも出来がいい。
スタッフの、戦国に対する愛をひしひし感じてしまい、なんか無性に微笑ましいのだ。
以下、主なコーナーを、ネタバレしない程度に紹介。
- 大阪ハイスクール
- 豊臣と徳川の争い、大坂の陣を学園不良もののドラマに仕立てている。ビーバップハイスクールをオマージュしているようで、映像もフィルム撮りで80年代っぽくエイジング加工までしてあるこだわりがすごい!
- 戦国サポートセンター
- 竹中半兵衛や黒田官兵衛といった軍師がテレサポスタッフとなり、電話の向こうの武将に対して、策を講じていく。軍師ならではの苦悩や愚痴が微笑ましい!
- うつけバーNOBU
- 信長がその立場を捨てて、場末のおかまバーのママとなっている。もちろん信長もおかま。毎回、自身の過去のエピソードを語り、客に対してのアドバイスとしている。グラスが金のドクロだったり設定が細かい。今はseason2となり、ママが政宗に代替わり。
- 天正遣欧少年使節
- 伊東マンショをはじめとした4人組の昭和のアイドル風になっている。やたら、歌の出来がいい。「九州のバテレン だいたい友達」で大笑いしてしまった。
とまぁ、本当にいちいち、歴史マニアをにやにやさせるネタを織り込んでるなぁ、と。
もちろんマニアでなくても、普通に面白いと思うけど、ここはやはり、テレビに向かってつっこみながら見るのが正しい見方じゃないかと思う。
テレビ放送を見られる人は、以下の公式サイトから放送スケジュールをチェック。
見られない人は、以下のリンクから是非DVDを買って観るように!
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特典映像がさみしい。
最高です
なんとなく学んでます